2004 5 5-7swizerland

<AIR>

初めてスイスを訪れた時、一番印象に残った場所は、ヨハンナ スピリの作品<ハイジ>の舞台となったマイエンフェルト。
そこはのどかなブドウ畑が広がる田園地帯と山の丘陵斜面にはハイジがいまにも転がり落ちてきそうな可愛らしい山小屋が点在していた。
草を食む放牧された牛ややぎの姿も見え、なんとものどかな光景だ。そこだけ時が止まったように。。。優しいおかあさんのイメージがわたしの頭に焼きついた。これが初めて訪れた時のスイスの印象である。
この時はマイエンフェルト、ローザンヌ、モントルー、ベルン、ルッツェルン、又スイスとオーストリアに挟まれた小さな小国リヒテンシュタインも訪れることが出来た。
今から約9年半前の春のことである。

時は流れて2004年、5月。主人と訪れることになった2度目のスイス。今回は初めてのルートということもあって行く前からとても楽しみにしていた。今回は「これぞアルプス!」というのを是非満喫したい!
家の近くの旅行社でも今回のルートであるユングフラウ地方のことは確認済み☆
「こちらのコースはかなり熟年者にも大変人気のあるコースでとってもノンビリとしていますよ〜〜〜^^」、だそうです^^;
だからこっちとしては立山黒部のトロッコ電車みたいなのに乗るんだな〜〜〜*^^*となんともお気楽な電車を想像していた^^;
ところがどっこい、である。登山電車の駅に向かうバスの中では<腹式呼吸>の練習をさせられ、これから乗る電車には酸素マスクも積んであるという。
「これから♪アルプス一万尺♪でも口ずさみエーデルワイスを眺めながらの楽しい(トロッコ)電車(みたいなの)に乗るのでは・・・???」なかったであろうか--;極めつけの一言、「苦しくなるので<走らないで>くださいね!」・・・--;
いったいこれから私たちはいずこへ・・・???山岳救助隊にでもなって大雪の八甲田にでも向かうのだろうか・・・--;
出来れば出発駅で旗でも振ってみんなを見送りたい--;だって添乗員さん乗る前からプレシャーかけるんだもん--;

駅にスタンバっている電車はそれはそれは立派な物だった--;スゴイ大型ケーブルみたい、音も迫力だわっ--;5月といえどもアルプスをなめてはいけないわっ!これからめざすは、標高3454メートル☆クライネシャイデック、アイガー北壁、さあ、GOだわっ☆☆☆



途中途中何回か駅に止まった。添乗員さんからは「必ず1人残らず確認されてからの出発となりますから大丈夫ですよ*^^*」・・・だよね。
あたりまえか。

途中で止まる駅から見える外の風景はスゴイ大雪で真っ白!それは私の中での八甲田のイメージ以上^^;さすがアルプスの山だわっ^^;
でもでも何度期待をかけて、電車を降り大きな窓に近づいてもなかなか絶景にはお目にかかれそうにもないので、一度だけ足先を窓ではなく化粧室に向けてみた#^^#それが すべての事の始まりだった--;
アルプスに向かう途中のトイレも普通の街のトイレとなんら変わりはないのね。・・・小さな興味が引き起こした大きな思い出--;

辺りは妙にシンシンとして静寂な雰囲気。。。は〜〜〜、緊張がほぐれるわ〜〜〜*^^*
と、静寂もつかの間(誰もいなかったのね--;)、次の瞬間激しいホイッスルの音が・・・???えぇぇぇ〜〜〜〜@@;
こんなプレシャーを素人に与えて出発するのぉ〜〜〜、とチョット、ビックリ(-O-)口、あんぐりのわたし。
駅員さんは斜面を走って来いっ、と<歩いている>わたしにジェスチャーでランニングを要求!--;ウソッ、ただ呼吸しているだけでも腹式で苦しいこの場所で走れって???私、アルプスの山、初心者よ〜〜〜^^;でも乗り遅れると困るから走るよ〜〜〜--;
で、ほらね〜、苦しくなったでしょ--;・・・まあ、そのうちおさまるでしょう--;

隣に座っていた主人ですらなんにもしていなくても一生懸命腹式呼吸、していたもんね〜〜〜^^;キツイ<斜面>でのランニング・・・--;
・・・後にも先にも良い経験、とは決していわないよね^^;

みなさん。アルプスの登山電車の通過駅のトイレでくれぐれもまったりするのはやめましょう^^;静寂に包まれたと思ったらそれは危険なよ・か・ん、ですよー--;

何はともあれ、インド人もビックリ@@な大雪の中で(インドの方々も大勢でご旅行されていたのです^^;が、身にまとっている袈裟みたいなお召し物、サリー?だっけ?の民族衣装がスッゴクさむそげ--;)なんとか頂上についたわっ☆呼吸も戻ってみんな笑顔*^^*

世界で一番標高の高いこの場所から主人と両方の親たちへハガキを出したのも良い思い出♪♪♪
ココではアイスパレスみたいな<氷の宮殿>と呼ばれるところがあって氷の彫刻が楽しめるのです^^;
氷で作られたパンダやおしろを眺めながらふっと☆札幌雪祭りの会場とダブってしまったわたし^^;
雪祭り会場では(違うって^^;)みんな写真取りまくり^^;
外の大雪がココがアルプスなんだと気付かせてくれました^^;

なにはともあれ、初めての登山電車で向かったユンググフラウ。ここにはのどかなブドウ畑もやぎや牛も見えなかったけれど
男性的な雄雄しいおおきなおおきなアルプス、だったよね?
それが今回のスイスの印象。。。。

主人の次回の目標は絶景のアルプスというのを是非見てみたいそうです、はい。。。^^;左に同じく、はい。。。^^;

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